地下資源
問い:フィリピンはなぜ、資源に恵まれているのに、資源で豊かになっていないのか。 この問いに対する本考察の答えは、「恵まれているという前提そのものが半分は神話であ…
フィリピンは世界第2位のニッケル鉱石生産国であり、世界最大の「未加工ニッケル鉱石の輸出国」である。 しかし鉱業のGDP寄与は 1%未満(2024年 0.51%/…
この分野は「数字が一人歩きしている」典型例である。「フィリピンは世界第2位の金埋蔵国」という主張は、公的統計のどれとも整合しない。 フィリピンは USGS の金…
0. 最初に:3つの「量」を混同しない フィリピンの金を語る記事の大半は、以下を区別せずに使っている。ここを外すと全部が誤読になる。 用語 定義 誰が出すか フ…
フィリピンの金をめぐる論点は「地質」ではなく「制度」である。 誰が採掘権を持てるか(鉱業法)、政府がいくら取るか(財政制度)、産出した金をどこに売るか(BSP買…
フィリピンの金鉱業は「産出量は減っているのに金額は激増している」という異常な状態にある。2026年1〜3月の金の生産量は前年同期比 −24.7%(5,850kg…
フィリピンの金は、その大半が「統計に現れない場所」で掘られている。 小規模金採掘(ASGM: Artisanal and SmallScale Gold Min…
0. 3行サマリー フィリピンは「銅埋蔵量世界第4位」と語られることが多いが、鉱山生産量では世界28位(2023年、BGS)にすぎない。主張の根拠になっている「…
フィリピンは「ニッケル大国」であるが「レアアース(希土類, rare earth elements / REE)大国」ではない。この2つは頻繁に混同される。本稿…
0. 最初に読む3分サマリー フィリピンの鉱業というとニッケル・金・銅の話になりがちだが、実際に国内経済・地方政治・汚職構造に最も深く食い込んでいるのは非金属鉱…